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  • [先端医学研究所公開セミナー] ゼブラフィッシュ成魚で確立した蛍光ライブイメージングにより明らかにした内腔圧による血管新生の制御

    <演者> 病態解析学部門 弓削 進弥 先生
    <日時> 2016.11.24(木)15:00~16:00
    <場所> 武蔵小杉病院 C館1F 会議室
    <要旨> 血管新生は、既存の血管から血管枝が出芽・伸長して新たな血管網を構築する過程であり、成体では、正常な組織では起こらず、創傷や癌などで虚血に陥った組織で誘導される。しかし、その過程をライブで解析することが難しかったため成体の血管新生の制御機構には不明な点が多い。私たちは、血管を可視化したゼブラフィッシュ成魚の皮膚血管網を、生きたまま長時間解析できる蛍光ライブイメージング法を開発し、創傷部位での血管新生過程とその制御機構の解明に取り組んだ。その結果、血管の内腔圧による血管新生の新たな制御機構の存在を明らかにした。

  • [先端医学研究所公開セミナー] 肥満・2型糖尿病合併NAFLDの病態における 肝臓での脂肪酸合成酵素の役割

    <演者>生体機能制御学部門 八木  孝 先生

    <日時> 2016. 10. 27. Thu. 15:00 ~ 16:00

    <場所> 武蔵小杉病院 C館 1F 会議室

    <要旨> 非アルコール性脂肪性肝炎(NAFLD)は肥満・2型糖尿病に 高率に合併し、インスリン抵抗性を基盤に起こるメタボリッ クシンドロームの肝臓における表現型と考えられている。 NAFLDにおける中性脂肪蓄積の原因の一つにグルコースから 脂肪酸の新規合成(de novo lipogenesis)の亢進があげられ る。我々は本経路の中心的酵素である脂肪酸合成酵素(FAS)を 肝臓特異的に欠損させたマウスを用いて、食餌性あるいは遺 伝性に誘導した肥満・2型糖尿病・NAFLDの病態における 肝臓のFASの機能を解析してきた。本セミナーではFAS欠損が 糖代謝、NAFLDの病態、肝発癌に与える影響についての新た な知見を報告する。

  • [先端医学研究所公開セミナー] ミトコンドリア病の解析方法の開発、原因遺 伝子の同定、メカニズムの解明、臨床試験、 医師主導型治験、保険薬承認へ:30年の歩み

    <演者> 細胞生物学部門  太田 成男 先生
    <日時> 2016.7.28(木)15:00~16:00
    <場所> 武蔵小杉病院 C館1F 会議室

    <要旨> ミトコンドリア異常症が体系化されたのは約30年前であり、 従来の疾患とは性質を異にする点が多く、ミトコンドリア 病の解析方法の開発が必要であった。1990年にミトコンドリ ア病の病型のひとつであるMELASの原因変異遺伝子を同定し た(自治医科大学時代)。本学に移ってからミトコンドリア tRNA-Leu(UUR)の第3コドンに対応する塩基にタウリンの修 飾が欠損している事がMELASの原因である事を2000年に解明 した。さらに、タウリン大量投与によりミトコンドリア機能 改善することを培養細胞で明らかにし、臨床試験が始められ、 医師主導型治験が2015年1月に終了した。得体のしれない 病に立ち向かって30年。世界初の改善薬の保険薬としての 承認が間近である。

  • [先端医学研究所公開セミナー] 肝臓の再生の過程における成長ホルモンの 役割~成長ホルモンによる免疫寛容の獲得~

    <演者> 生体機能制御学部門 石川 真由美 先生
    <日時> 2016.6.23(木) 15:00~16:00
    <場所> 武蔵小杉病院 C館1F 会議室
    <要旨> 主要組織適合遺伝子複合体(major histocompatibility complex: MHC) の一種であるHLA-Gは、ヒトでは胎児由来のトロフォブラストに発現し、母体由来の免疫担当細胞から胎児を守っている。我々はマウスの肝臓の部分切除後に起こる肝再生の一過程でNK細胞などの免疫担当細胞が残存肝に集まること、それらの免疫担当細胞からの攻撃を免れるために残存肝細胞 では成長ホルモン (GH) によりH2Bl (ヒトにおけるHLA-Gに相当) が増加することを見出した。従来、GHは小児期の成長促 進作用を持つと知られてきた。本セミナーでは新たに発見さ れたGHの免疫寛容の獲得における作用について報告する。

  • [先端医学研究所公開セミナー] 蛍光イメージングによる血管形成・維持機構の解明 ~血管が関わる疾患の病態解明を目指して~

    <演者> 病態解析学部門 福原 茂朋 先生
    <日時> 2016.5.26(木) 15:00~16:00
    <場所> 武蔵小杉病院 C館1F 会議室
    <要旨> 全身を張り巡らす血管は、生体恒常性維持に寄与する一方その機能異常は多岐に渡る疾患や老化と密接に関連している。そのため、血管の形成・維持・破綻の分子機構の解明は我が国の健康長寿社会の実現に極めて重要である。私たちはこれまで、モデル脊椎動物としてゼブラフィッシュを用い蛍光イメージング技術を駆使することで生体内の細胞動態や分子活性をライブで解析する技術を確立し、血管の形成・維持・破綻の分子機構の解析を進めてきた。本研究セミナーでは、私たちのこれまでの研究成果を中心に蛍光イメージング技術を駆使した血管研究を紹介する。