最新機器による特殊検査

最新機器による特殊検査


・VA血管エコー

 患者様の大切なシャントを安心して長く使用して戴ける様、定期的に超音波によるシャントエコーを実施しております。定期的な検査により、血管病変(狭窄・血栓・瘤など)の早期発見・治療に役立てております。検査により病変が疑われた場合は、付属病院の放射線科との連携により、迅速に対応を行っております。
 エコー検査は腕に高い周波数の音波をあてるだけなので痛みや、X線・CT等と違い被ばくもなく安全な検査です。検査にかかる時間は15分程度です。

 

・SPP検査

 透析の患者様は、無症状のうちに下肢の動脈硬化(閉塞性動脈硬化症)が進行し、血流不良による下肢の痛み・しびれ・歩行障害等の合併症を引き起こす危険性があります。
 当院では、このような合併症の早期発見・治療を目的に、SPP検査を導入し、患者様の足の血流状態を定期的に測定することで、下肢合併症を未然に防ぎ、患者様の生活の質の向上に努めております。
 検査は、レーザーセンサーが付いたカフを手足に巻き加圧するだけで、皮膚レベルでの小さな血管の血流評価を行います。痛みもなく10分程度で行うことが出来ます。

    <評価基準>
    :<30mmHg  (重度)      30~40mmHg (中程度)
    40~50mmHg  (軽度)    >50mmHg (適切)

  
・ABI検査(Ankle Brachial Index 足首/上腕血圧比)     

 ABIとは腕の血圧と足首の血圧の比です。この検査はASO(閉塞性動脈硬化症)を診断する指標として一般に用いられており、その評価基準は
AHA(米国心臓学会)で定められています。
   〈評価基準〉
    0.9<ABI<1.3  正常              ABI≦0.9 動脈閉塞の疑いがある
          0.5<ABI≦0.8 動脈閉塞が1か所はある            ABI≧1.3 動脈が石灰化している

 

・PWV検査(Pulse Wave Velocity 脈波伝播速度)

 PWVとは脳・心臓血管系疾患に深く関係する動脈血管壁の硬さを評価する指標です。
 この検査は、動脈が硬いほど心臓から押し出された血液により生じた脈波の伝わり方が速くなるという原理を応用し、2ポイント間の脈波が伝わる速さを測定して血管のしなやかさを評価します

  〈評価基準〉
   身長から換算した距離/脈波伝播時間(cm/秒)
   1400 cm/秒を超えると数値が高くなるほど、脳・心臓血管系疾患の発病リスクが高くなります